「僕らはみんな河合荘」の舞台をゆく。2

アニメ「僕らはみんな河合荘」の舞台のご紹介、第2弾。
主人公の宇佐くんと、憧れの先輩・律ちゃんの通学路の景色は、長良川にかかる長良橋。
川原町は長良川の南側にあり、二人の通う「北高」は川の北側にあると考えられます。
市の中心部は長良川の南側にあり、地元の人は長良川の北側のことを「かわきた」と呼んだりします。
朝は北へ向かって、
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夕方は南に向かって歩く二人。
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背景に見える山は金華山。
アニメでは、山麓に立つ三重塔とロープウェーのカットも出てきました。ロープウェーで山頂まで登れます。
山頂には岐阜城。戦国時代には織田信長が10年あまり住んでいた城です。
川面に鵜飼観覧船が見えるカットもあります。
川の南側、長良橋のすぐ脇にあるのが鵜飼観覧船のりば。1300年超の伝統を誇る長良川鵜飼は、観覧船も小型のものは木造・手作り、そして船頭さんの人力で操船。風流な船遊びとしての姿も今に受け継がれています。
ぎふ長良川鵜飼
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こんなカットもありました。
ひげを生やした鵜匠が鵜をなでている像。鵜匠が鵜を落ち着かせると同時に、コミュニケーションを取って鵜の状態を把握しているところです。ぎふ長良川鵜飼の鵜匠は現在6家6人いますが、こんなおひげを生やしているのはただ一人、山下哲司鵜匠だけ。哲司鵜匠の家では代々の鵜匠がこんなおひげなのだそうです。
川沿いには、マンションだけでなく旅館やホテルも見えます。
これは長良川温泉の宿。この周辺に全部で7軒あります。
長良川温泉は市内の三田洞というところで湧き出た温泉をパイプで引いてきているもの。無色透明ですが、鉄分を多く含み、空気に触れると赤褐色に変化します。
「かわきた」の川沿いには足湯もありますよ。
ぎふ長良川温泉
帰り道、歩きながら本を読む律ちゃんが、信号が青になっても歩き出せなかった横断歩道も。
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「かわきた」に住み、市の中心部や名古屋の学校・会社に通う人には、長良橋を毎日通る人も多くいます。目的地に着くためには、どうしても橋のどれかを渡らなければならないため、経路は限られるのです。
宇佐くんと律ちゃんが歩くのは大勢とは逆方向ですが、二人と同じように、市民が当たり前のように通勤通学に使う道。でも実は、岐阜らしい景色といくつも隣り合う道でもあるのだなと、アニメを見て改めて感じます。
ちなみに、主人公たちは「北高」に通っているという設定ですが、アニメの北高女子の制服は、岐阜北高校の制服に似ている気がします。紺のブレザー、プリーツスカート、えんじ色のリボン。ただ、アニメでは黒のハイソックスですが岐阜北高は白。夏のニットベストも無し。現在の岐阜北高は服装のチェックが厳しいようで、見かける生徒さんは皆さんスカート長めですが、私が高校生のころは緩くて、律ちゃんくらいのスカート丈の短さ、まではいかずとも、短い子が多数派でした。明るい子も真面目な子もみんな短かった。当時を思い出すと、律ちゃんの制服姿にもちょっぴりリアルを感じます。男子は、アニメではブレザーですが、岐阜北高は学ランなのでちょっと違います。
続く。
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僕らはみんな河合荘 公式ホームページ
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