とうとう、銀座エリアに出現した岐阜。岐阜トーキョーに行ってきた。

3月25日、東京の新橋駅と有楽町駅の間、銀座エリアにオープンした岐阜のアンテナショップ「岐阜トーキョー」。

上野や鶯谷のあたりにあった「岐阜ホール」が移転してオープンした。運営者として、岐阜ホールを運営していたリトルクリエイティブセンターのほか、岐阜新聞社や7つの自治体の名前が並ぶ。

「岐阜トーキョー」のある「日比谷OKUROJI」は高架下のお洒落ゾーン。ちょっと薄暗くて、ひんやりして静か。岐阜トーキョーの他にも、青森県八戸圏域や新潟県のお店、福井県鯖江市の眼鏡のお店もある。オフィス街の近くなので、平日のお昼には近くの会社の人が来そう。


アンテナショップ「八戸都市圏交流プラザ 8 base」。


新潟県セレクトショップ「NIIGATA 1〇〇」。

「岐阜トーキョー」は、岐阜ホールよりも面積は小さい。でも物販の並ぶ棚の大きさは、それほど変わっていないように見える。岐阜の伝統工芸品や、食べ物や、お酒や。


水うちわとか、関の刃物とか、器とか。


お酒。


岐阜の漫画家・石田意志雄先生デザイン、とても話題になった「織田ちん」発見! 雑貨は他に岐阜のマスキングテープとか、ふせんとか、鮎菓子グッズとか。奥にはさかだちブックスさんの本もあった。

外国人観光客らしいカップルが入ってきて、男性はお酒、女性は鮎菓子グッズを興味深そうに眺めていた。
次に入ってきたのは50〜60代くらいの女性3人組。「名古屋の親戚が、岐阜の柿をよく送ってくれたのよね〜」とか言いながら棚を見て回っていた。


運営する自治体のパンフレットとかもあったり。

岐阜ホールと違ってイートインスペースはないが、テイクアウトはできる。岐阜ホールに引き続きメニューに並ぶ、喫茶室 山脈さんのコーヒーを頼んでみた。他に、岐阜ホールにもあったティダティダさんのジンジャエール、かみのほゆずソーダなどに加え、岐阜のビール、そして鮎の塩焼きも。ツイッターを見ると、鮎は岐阜でよく見る串刺しの形で提供されているらしい。

お店の斜向かいにベンチのあるスペースがあるので、そこに座ってコーヒーを飲むことにする。
お店の前にはテーブルが出ていて、そこにも商品が置いてある。このテーブルも美濃和紙っぽい気がしたが真相はわからず。

お店の向かいには少し広いスペースがあり、ここで日比谷OKUROJIのイベントが行われることもあるようだ。Twitterを見ると、音楽のライブとかもやっているらしい。

岐阜ホールと比べると、イートインスペースがなくなったので、岐阜を全身に浴びながらのんびり過ごすことがやや難しいのは、ちょっと残念。でも、いろいろな人がふらっと立ち寄って、岐阜のことを自然と知ってくれそうな感じがわかった。岐阜が何だかお洒落な感じに見えたりするのだろうか。

六本木にあった岐阜県運営のアンテナショップが2009年に閉店してから、長らく東京には岐阜のアンテナショップがなかった。
以前、仕事でいろいろな地域のアンテナショップを巡ったとき、アンテナショップにはその地域出身、首都圏在住の人が自然と集まってくることを知った。例えば岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」のように、お店を応援する人のコミュニティができて、お店を盛り上げているような場合もある。そんな風に、集まって盛り上がれる場所があっていいなあ、と思っていた。だから2019年に「岐阜ホール」ができたときはとても嬉しくて、イベントにも参加したりもしていた。
岐阜トーキョーも、いろいろな人が温かくつながり合える場所になっていったらいいなと思う。岐阜出身の人も、たまたま来た人も、お店にいるひとときだけでも。ひんやりした日比谷OKUROJIに、岐阜トーキョーの熱が広がるところも、見てみたい。

岐阜トーキョー
東京都千代田区内幸町一丁目7番1号 日比谷OKUROJI H03
JR有楽町駅 徒歩6分
JR新橋駅 徒歩6分
東京メトロ銀座駅 徒歩6分
東京メトロ日比谷駅 徒歩6分
都営地下鉄内幸町駅 徒歩5分

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