飛騨の景色×ジャズ(ほか極上の音楽)。5月26日は飛騨高山ジャズフェスティバル。

次の土曜、5月26日(土)に飛騨高山ジャズフェスティバルが開かれる。会場は高山駅から約2㎞の「飛騨の里」。池や山、自然の中に合掌造りや古民家などが移築され、昔の飛騨の暮らしが再現されている場所だ。ここでジャズって…めちゃくちゃ素敵な空間になりそうだ。

ただ、出演者はジャズの人ばかりではない。故に、岐阜市近辺に住むジャズ好きな方々の中にも、ノーマークだった人も多いかも。個人的には毎年ロックフェスに行くので、知らない出演者もあたりをつけて予習して移動スケジュールを考えて、というのはよくやる流れなのだけれど、ジャズ好きな人でそういう風にフェスを楽しんだことがある人というのも少ないのかもしれない。

実は少し前に、このジャズフェスを主宰する合同会社JAM代表の白石達史さんにお会いしていろいろお伺いすることができた。白石さんによると、海外では「ジャズフェスティバル」にいろいろなジャンルの人が出るのは普通のことなのだそう。そんなわけで、白石さんのお話に私の独断と偏見を交えまして、主にジャズ好きな方へ、見どころを。

出演ミュージシャンの皆さんはこちら
では勝手にピックアップ。

① TOKU&小沼ようすけ
TOKU short PV Imagine/Music is the key~未来への鍵/Dream a dream

Inspired Guitar Duo(小沼ようすけ×藤本一馬)1stアルバム「Naja」PV

TOKUさんはフリューゲルホルン&ボーカル、小沼ようすけさんはギター。
ジャズ好きな方でTOKUさんの名前をご存知の方は多いのでは。昨年発売のTOKUさんのアルバムでも共演されているお二人のデュオのステージです。
ステージは古民家の中。そこにこの音色が響くと思うと…いいなあ。

② Tamaya Honda ICTUS Trio
(SONG X 051)Tamaya Honda ICTUS Trio “Vashkar” Full_Stream

ドラムスの本田珠也さん、ベースの須川崇志さん、ピアノの佐藤浩一さんのトリオ。それぞれジャズ系のところで活躍されている皆様。個人的感想ですがとてもかっこいい!なんというか、コンテンポラリー系のジャズを好きな方にはちょっと聞いてみていただきたい。

③ トモ藤田 Seminar and Performance
Tomo & Kelly Academy 2015 “Kyoto” – Tomo Fujita

ギタリストで、バークリー音楽大学ギター科助教授。洋楽ポップスの好きな方はアメリカのシンガーソングライターJohn Mayerをご存知だと思いますが、彼の先生でもあるのだそうです。ギターの好きな方、フュージョン系も好きな方はもちろんですが、そうでなくても多分ジャズ好きな人だったら聞けば「この人すごいわあ…」とすぐにわかって圧倒されると思う。

④ paris match
Paris Match – Saturday [HQ]

年がばれますが、非常に懐かしい。
この曲は2002年ですが、16年後の今までこつこつばりばり活動を続けているお二人。ここで会えたら感慨深い、という人は私だけではないはず。野外ステージ、気持ちよさそうです。
今回はホーンセクションも一緒に来られるそうです。管楽器好きの方々にもおすすめ。

⑤ 谷澤智文
谷澤智文 / “つづき夢のつづき” – SLEEPERS FILM

以前はタニザワトモフミという表記で、メジャーシーンで活動されていて、なんかいい感じだなと思ったからお名前だけは覚えていた。その後いろいろあったようですが、曲のテイストは少々変わっても、なんかいい感じ、なのは変わらない。
そしてピックアップしたもう一つの理由は谷澤さんが飛騨市神岡町出身ということ。今回唯一の地元出身出演者ではなかろうか。高山の民芸店PVの音楽なども担当されたらしい。

とりあえず5組を。
次に、タイムテーブルとエリアマップはこちら

エリアマップを見るとわかりますが、飛騨の里全体を使った配置。ステージA、Cは野外、B、Dは古民家の中のよう。少々雨が降っても、屋内ステージがあります。

ステージAは旧河合村の立保(たてほ)神社の舞台を移築したもの。昔から地歌舞伎や獅子芝居などの伝統芸能が奉納されてきたステージなのだそうだ。

ステージBは「榑(くれ)葺き」といって、屋根に榑と呼ばれる木の板を葺き、石を置いた家。榑は5~6年で寿命が来るそうです。葺き替え大変。今回舞台となる田中家は、江戸時代に国学者田中大秀が子どもを住まわせていた家らしい。

ステージCは茅葺きの富田家を望むステージ。鉱山の運搬中継所として使われていた家なのだそうです。

ステージDは合掌造りの西岡家。お寺の庫裏として建てられ、2階より上では他の合掌造りの家と同様、養蚕が行われていたそうです。

そんな由緒ある場所と音楽のコラボ、きっと素敵だろうなあ。

そしてタイムテーブル
ジャズ系の方はステージBにだいたい固めてあるようです。
でも、あちこちの会場をうろうろまわる、そして野外でのんびりする、フェスならではの感じもぜひ楽しんでいただきたく。

TOKU&小沼ようすけのステージが終わるのが22:45。
ここで引き上げるとするなら、岐阜市あたりまで車で高速を使って2時間くらいだから、頑張れば日帰りでも行けなくはない。宿がないからと諦めることはないのだ。

ただ、深夜のお楽しみもある。24時からの「After JAM」はこの日の出演者によるセッションタイム。誰が出演するのか、どんな感じになるのか、本当にこの日しか見られないステージになるのだろう。

最後まで見たくなってきた方、24日昼時点ですが、「飛騨高山ゲストハウスとまる」さんに若干空きがあるとのこと。


私、昨年泊まらせていただきましたが、清潔で宿の方が優しい、他にもいろいろ素敵なお宿です。さらに、高山駅から徒歩2分という抜群のアクセス。
お電話してみてください。埋まっていたらごめんなさい。
本当は一泊で行くほうが、高山とかを楽しんで帰れるのでおすすめではあるのです。

飛騨の景色と音楽、きっと素敵な週末になることと思います。

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