人脈、探索。育休&共働きコミュニティ ikumado主催「“複業“って何?」。

私、複業向いていないかもしれない、と、一瞬思った。

育休&共働きコミュニティ ikumado主催 「“複業“って何?」
2020年8月30日(日)9:30〜11:00 オンラインイベント
ゲスト:
大嶋寧子さん (リクルートワークス研究所主任研究員)
河合優香理さん 株式会社Enbirth代表)

複業と、人脈。

河合さんが人脈の重要性についてお話しをされて、しかも人脈の作り方を具体的に教えてくださった。トークイベントなどで人と出会った場合のことも具体的に教えてくださった。
なるほどー、と、すっと納得したけれど、今まで全くできていなかった。

これまで、いろいろなトークイベントなどに行ったけれど、そこで会った人と継続的なつながりを持つようなことはほとんどなかった。名刺交換することもあるけれど、その先連絡を取るようなことはほとんどない。SNSをフォローしたら見続けるけれど、コメントはなかなかできない。この人に取材したい、と思ったときは頑張って連絡先を交換してアプローチするけれど、記事が出た後も継続的にお付き合いをしていくというのがうまくできない。これはイベントで出会った人に限らないことだけれど。
いつからか、トークを聞いて学ぶことを第一目的として、それ以上のことは無理に狙わなくなった。そうでないと、トークイベントに行くのが辛くて行かなくなりそうだと思ったのだ。

過去の取材先も含めて、思い返せば、これまでおびただしい数の出会いを無にしてきている気がする。

これから、特にオフラインのトークイベントに出席できる機会は減るだろう。そういう中で、ただでさえ苦手な人脈作りをし続けられるだろうか。…無理な気がする。
しかし河合さんが提示していたアンケート結果を見ると、複業の仕事は人脈や過去・現在の取引先から得る人が最も多く、また最も収入が得られる仕事も、人脈、取引先から得ている場合が一番多いという。

人脈がなぜ重要なのか、今までよく理解していなかったと思う。

業でないことの可能性。

他に、水平型キャリアと垂直型キャリア、というお話があった。水平型は所属する会社での仕事を中心に、それ以外の仕事もする。垂直型は日によって働く会社が違う。ざっくり言えば、正社員として勤務しながら複業をするのか、フリーランスとしてパラレルキャリアを築くのか。
人脈に問題のある今の私には、パラレルキャリアで生計を立てるほど稼げる気がしない。水平型の方がまだ現実的だろうか。

大嶋さんのお話の中には「走りながら次のキャリアやスキルを選ぶ」という言葉があった。いきなり転職するのではなく、複業という形で次のキャリアを「探索」し、手応えを得てから転職したり、少しずつ職を移行したりというのがこれからの時代の形なのではないかと。そしてその探索としては複業以外にも、ボランティアやNPOの活動、つまり業という形でない活動も有効なのではないかと。

少し救いの見えた言葉だった。水平型のキャリアで、会社での仕事を前提として、それ以外は業でない形というのもありなら、人脈で複業の仕事を獲得し続けないと生計が立たない、という状況にはならない。

イベントの後でゆっくり考えた。やりたいことをやりたい。夢を叶えたい。それが業であろうとなかろうと。一方で、生計が立てられるように働きたい。できるなら、夢に向かっている母親の背中も、働く母親の背中も、見せたい。
どこまでできるかわからないけれど、今はそう思う。

とはいえ今やっていることを業にしないとしたら、別の形でこの先のキャリアの探索をすることが必要だ。そんな時間があるのか。何をするべきなのか。迷いは続く。

 

オンラインイベントを学ぶ。

このイベントの主催者は、育休&共働きコミュニティ「ikumado」。私は7月からここに参加させていただいている。実は今回のイベントでは、主催者の千木良直子さんからお声がけいただき、企画運営チームに参加させていただいた。

産休に入って以来、いろいろなオンライントークイベントを見たり聞いたり参加したりしていて、自分もトークイベントで話を聞くようなことができたらいいな、とぼんやり思っていた。それができたら、岐阜のことを発信できるだけでなく、遠くにいても岐阜と、岐阜を好きな人と、つながれる場にもなる。今までインタビューでお話を伺っていたけれど、それを生かして、インタビュイーにとっても聞いている人にとってもよい時間をつくることができたらいい、とぼんやり思っていた。

入会後のアンケートの、ikumadoでやってみたいことという項目の中に、そんな選択肢があったので一応「○」をつけておいたら、千木良さんが時間をとって私の話を聞いてくださった。
まだあまりにぼんやりとしていて、何の準備も努力も経験もしておらず、そもそも喋るのが苦手な私の質問や進行が、大勢の人が聴くに耐えうるものなのかという大問題もある。やってみたいなんて言うのも恥ずかしい状態だったが、千木良さんは、他の人が中心となって行うイベントのアシスタントから始めてみてはどうかと、現実的な提案をしてくださった。それで声をかけていただいたのだ。

オンラインの運営ミーティングに参加し始めたが、オンラインイベントの開催に向けて何を考えたらいいのか、つまりどう企画して、運営する上で何を準備しておくべきなのか、やはり全然わからず発言も全然できなかった。しかし参加して皆様のお話を聞いているうちに、こういう風に企画を考えるのか、そんな風に進めるのか、これを準備するのか、と見て知っていくことができた。メンバーからいろいろな方面の多様な意見が出たが、千木良さんのまとめ方はどの点についても納得いくものだった。それってそうそうできることではない。

イベントの後、運営メンバーのグループに、登壇された大嶋さん、河合さんからメッセージが入った。発見にあふれるイベントだった、参考になることばかりだった、刺激になった、と。出ていただいた方にも喜んでいただけるイベントを企画できるって凄い、と思った。今度大嶋さんや河合さんから何か頼まれれば、喜んで協力するだろう。そうやって人脈のつながる場にもなっている。自分がやるときもぜひそういうイベントを企画しなければ、と思う。
他にもインタビューをお願いするときなども、お互いに得るものがあるような形を作れれば、お願いしやすくなるだろう。たくさんの人がとうの昔に知っていることかもしれないけれど。

このシリーズのイベントが今後も続く。まだまだ、ミーティングではいろいろなことが決まっていくのを凄いと思うばかりの時間がほとんどだ。だけどこれからもう少し発言できれば、役に立てれば、と思う。

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育休&共働きコミュニティ ikumado

次のイベント「ikumadoコミュニティ主催 ”複業の時間”どうとっている?
10月11日(日)9:30-11:00 オンライン
参加無料 コミュニティ外の方もどうぞ!

こちらからお申し込みできます。
複業に興味はあっても、会社と子育てだけで大変で、どう時間を捻出したらいいだろうかと考えている人が多いよう。複業をしているゲストの1週間のタイムテーブルなどリアルなお話と、参加者同士のトークタイムで、複業を具体的にイメージしていきます。

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